【インタビュー】 齋藤淳の場合

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アジアから世界へ。を本気で目指す男。

株式会社リンケイジアジャパンのコミュニケーション・デザイン・ユニットを率いるのが、齋藤淳という男。

見た目は優しげでも芯はとてもしっかりとしていて、まずもって実直な男である。インタビュー冒頭で「自己紹介から・・」と話すと、「1982年。O型で3人兄弟の次男として・・・」と、真面目な回答からスタートした次第。

彼との出会いはリンケイジアのソーシャルメディア事業部を立ち上げるお手伝いをしていた頃。事業部と言ってもまだ彼が1人の時で、事業計画、中途採用、インターン採用、営業、運用などいろいろな形で齋藤くんとのやり取りが始まった。そして1年以上経ち、ソーシャルメディア事業部からコミュニケーション・デザイン・ユニットと名前を変え、新たな体制でスタートしているそう。

そんな実直な男と前回のインタビューでのtwitterのやりとりから始まった今回のインタビュー。

助田:どーも。齋藤くん。久しぶり―。最近は忙しい?

齋藤:はい。おかげさまでバタバタと忙しくやってます。最近はWantedlyを使ってランチタイムに色んな人に会ってます。めっちゃいいサービスですよ!

助田:色んな人に会っているってのは何の目的で?

齋藤:現在リンケイジアが積極募集中でして(笑)。いい人を採用したい!ってのもあるんですけど、facebooktwitterも積極的に交換して、長い視点でゆるくつながることで、今すぐでなくてもお互いにメリットのあるお付き合いができるように、最近はまた外部との接点を積極的に取り組んでいます。

助田:なるほど。今度、GarageAKIHABARAでも使ってみるとするか。いい情報さんくす。ところで、最近リンケイジアは調子いいみたいね。

齋藤:はい。ありがとうございます。おかげさまで、昨年11月に株式会社リンケイジアから株式会社リンケイジア・ジャパンになって本店をシンガポールに移しました。先月にはリンケイジア・コリアもできて韓国支社としてデータセンターを中心に運用を開始しています。なんだかんだ、ネットサービスってアメリカ産中心じゃないですか。将来的には、「アジアから生み出すデジタルルネサンス」とうことで、アジア連合企業として、世界に向けてトレンドを発信できるようなプラットフォームを築き上げたいと本気で思っています。

リンケイジアはもう4年目です。早いですねー。大久保のオフィスで机を組み立てるころからのスタートでしたからね。

最近だと優秀な社員にも恵まれて、とてもバランスのよい組織になってきました。ソーシャルメディア事業部も コミュニケーション・デザイン・ユニットにして、ソーシャルメディアってトレンドだけじゃなく、もう少し広い概念で僕達らしいサービスを提供していきたいと思っています。

助田:リンケイジアで新しい仲間を探しているってことだけど、仲間になる人に求めるものってどんな感じ?

齋藤:そうですね。一言で言ってしまうと「自律」していることが重要だと思っています。「自律」しきれてなくても、その気概が見えればいいですね。言われたことをきちんと実行するのに加えて、自分の頭で考えて行動する。きちんと効果を見越して、PDCAが回っている状態を作れるかどうか、この辺をよく見ているかもしれません。

あとは、リンケイジアはベンチャーなので、とりあえずやってみる!という精神がほしいです。小さな失敗はたくさんしてもいいから、自分で考えたことをどんどん実施してほしいと思っています。

助田:なるほど。まさにベンチャーの環境で求められる人材像だね。齋藤くんはその辺、きちんとできていると思うんだけど、過去のキャリアで鍛えられたの?

齋藤:僕のキャリアのスタートは人材系なんです。どの企業も採用活動を行っているので、競合も多いのですが、常にアンテナを張って色んな情報を取りに行く癖がついたと思います。下積みの時代は死に物狂いで頑張りました。結果、きちんと結果も出て若いうちに役職も頂きました。その後、転職した先で大変な目にあいましたけど・・。

助田:誰にでも一回はある「挫折」ってやつ?

齋藤:そういうことになりますかね。前職の実績もポジションもあって、周辺も変な期待がありました。僕自身も自信満々で今思うと恥ずかしいくらいです。で、鳴り物入りで転職したはいいけど、全然結果がついてこない。いくらやっても数字が上がっていかないんですね。最初の期待が大きかっただけに、日に日に会社にも居づらくなるし、毎日半端なく怒られました。正直会社に行くのが嫌で逃げてたこともありました。

でもいつまでもそんなんじゃ全然変わらなくて、自分で変えるしかないと思ったんですね。そこから自主的に動かなきゃと思って、少しづつ今までの自分を取り戻していきましたね。 先日もその当時にお世話になった先輩に会ってお礼を言ってきました。今では感謝しかありませんよね。

助田:なるほどねー。頼りすぎてもいけないけど、やっぱり局面では「人」に救われるよね。今までのキャリアで尊敬する人って何人かいた?

齋藤:はい。一人はリンケイジア代表の金さんです。彼はやっぱりすごいです。僕の中では金さん以上の社会人は見たことないです。

そのくらい上の存在。アジアをビジネスプラットフォームに考えているので、視野もとても広いし、なんにせよモチベーションが純粋なので、周辺がみんな応援してくれます。お客さんも金さんのファンが多いのはそういった理由からなんだと思います。お客さんもリンケイジアの仲間として、一緒にサービスを作り上げてくれてます。まさにコミュニティですよね。

あとは僕、母親も尊敬しているんです。3人兄弟の次男なんですが、女手一つで3人の男を育て上げただけあって、いわゆる「肝っ玉母さん」なんですね。当時はヤクルトレディをやっていたんですが、全国でなんと1位になっちゃったんです。社長賞で表彰されたときは誇らしげでしたよ。彼女も僕ら子供たちのために、自分の時間をささげてくれて、ここまでしてもらった子供としての恩も含めて、尊敬する人物の一人って言ってます。

リンケイジアのインターンの一人だった、佐藤君も佐藤君に紹介してもらったfibraも、ある意味、齋藤くんがきっかけをくれたと言っていい。彼自身が仲間として必要だと思える素養を深堀してみた。

助田:齋藤くんっていつも仕事してるイメージがあるけど、いつも楽しそうだよね。世の中、仕事がつまらない、なんて人も多いじゃない。その辺て何が違うと思う?

齋藤:もちろん楽しいですね。人から見たら完全にワーカホリックですけどね。毎日忙しいんですが、その分喜びも多い生活です。僕自身もそうなんですが、とても大きな実績というか、周りの環境が変わる大きな成功体験はまだ体感していないので、今後、より大きな成功体験をクライアントやパートナーと一緒に掴みたいですね。その辺がモチベーションなので、まだまだ満足できないし、満足するに努力が足りないので、一生懸命仕事に没頭できるんだと思ってます。

逆に口だけというか、なかなか行動が伴わなかったり、立ち消えしてしまうような関係は自然になくなってしまうことが多いです。呑み行こうってなかなか成立しない関係ってあるじゃないですか。行ける人は「今夜どうですか? 」で成り立ってしまうことなのに、不思議なものですね。

助田:まあ齋藤くんと飲む調整するときはめっちゃ早いよね(笑)チャットばりに決まっちゃう。そこにはイニシアチブがあるからなんじゃない?

齋藤:そうですよね。助田さんも十分返事早いですが(笑) 、まあそこにはまるっとお任せしちゃおうって感覚ではなくて、僕からも日時や場所など詳細まで決めちゃおうって意識がありますよね。それがイニシアチブなんでしょうね。 最近チームを考えることが多くて、自律した組織をうまく構築できるといいなと思います。

僕らが考えるいい組織は、1セクション50名以下で組織されていて 100-200人くらいのブレーンやパートナーとつながるコミュニティを置いておきたいと思っています。スピード感は大事ですし、担保できるクオリティも斬新なアイディアも生み出せるような環境だと考えます。やっぱり面白い人の周りには面白い人が集まりますし、所属するコミュニティは結構慎重に選んでますが、どこもポジティブな雰囲気があっていいですよね。 そうそう。チームと言えば、兄貴が学校の教員をやっていて、サッカー部の顧問をやっているんですね。兄貴からチームの話を聞くんですが、サッカーも組織なんですよね。局面は一人ひとりの判断でパスなのか、シュートなのかを考えるし、組織としての戦術を守りながら、みんなで同じゴールに向かいますもんね。

助田:僕もサッカーやってたからわかるけど、局面の打開ができる個の力って結構大事。1回のミスで簡単に点取られて負けちゃった試合とかあったもんなー。(懐)。失礼。では最後に夢なんてある?

齋藤:夢ですか・・まだ具体的にはなっていないんですが、将来は「教育」に関する仕事をしたいと思っています。今、就職できなくて自殺しちゃう子とかいるじゃないですか。社会構造の問題が大きいんだと思うんですが、もう少し僕らでも変えていけることが多い気がしています。先日研修で韓国に行ってきまして、韓国の大学試験なんてもう有名だと思いますが、国を挙げて一貫した教育体制があるんですね。当事者たちはすごい一生懸命だし、とにかく集中力がすごい。まさにハングリーって言葉が当てはまる環境じゃないでしょうか。 サッカーの話じゃないですが、受験のために部活を早めにやめてしまう子は、受験もうまくいかないケースが多いなんて聞きます。

今は目の前にあるコミュニケーション・デザイン事業を続けて、発展させることで成功体験をつかんで、その体験を持って少しでも社会のために活かせるような活動をしていきたいです。

シメはこんなんでいいですか?(笑)

ということで、最後まで真面目に実直に語ってもらいました。今回は出来立てのGarageAKIHABARAが会場でインタビューを行いました。齋藤くんとのWantedlyなランチタイムもここで行われるかもしれませんよ。 

プロフィール

大学卒業後、当時業界最大手の人材系企業に入社。一般労働者派遣事業の支店長として営業とスタッフマネジメントを行う。2008年、ヘッドハンティングとHRコンサルティングのベンチャーに転職。その後2009年2月から株式会社リンケイジアの創業期に第一号社員として加わり、海外BtoBソリューションのローカライズ、マーケティング、販促、営業や自社Webサービスのプロデュースを経て、2011年5月、ソーシャルメディア事業を立ち上げる。2012年5月からコミュニケーション・デザイン・ユニットに改名し、企業と個人のコミュニケーションを設計するコンサルティングサービスを提供している。

株式会社リンケイジア・ジャパン
コミュニケーション・デザイン・ユニット 事業部長
齋藤淳
https://www.facebook.com/saitojun
https://twitter.com/#!/saitojun/

投稿者プロフィール

助田 正樹
株式会社イノセンティブ 取締役 :一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。(参照:実績)2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。