足りない情報共有の謎

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最近は「独り言」のラベルが多いようです。この時期、思うところがいろいろあるのでしょう。

表題について書く前に今日、残り少ないサラリーメン生活で思う時間がありました。クリエイティブ部門が30~40人くらい呼ばれて、何をするのかと思ったら「情報共有」についての施策と課題が話し合われました。この話題は僕の人生、耳にタコができるくらい、どの組織でも悩み、結局明確な結論が出ないままが多い課題の一つです。

抱えている課題はどの組織も似たり寄ったりで、大きくいくつかに分類はできるんでしょうけど、マネージャー同士では本質的な課題が見えにくいし、メンバーではそもそも各論の話がメインになるので、各論に対しての施策が一番効果的と思い込み、実践するけどそのまま風化してしまうことが大半です。

今日も具体施策をブレストしたい、という熱心なファシリテーターを困らすようで申し訳ないのですが、度々、「そもそも」の話に戻してしまいました。

僕「変えるべきは意識であって、施策でないことが多いですよ。」

某「意識を変えるにはどうしたらいいんですか?」

僕「・・、それはやっぱり組織によって違いますよ」

某「ちなみに、ここの組織はどうですか?」

僕「逆にあなた自身が変わるのは、どうしたらいいんでしょう?」

某「・・・」

ということで、解決策を他人に求める、他人がやってくれるものと勘違いしている人は一生かかっても情報共有ができている組織なんてできっこないし、無駄なツールや研修にお金を払い続けるのでしょう。自分自身で変えていく、ということを忘れさせるのがテクニックだったり、余計な経験や入れ知恵だったりするんでしょうか。しつこいですが、物事は予想以上にシンプルで複雑にするのは人ですから。

同じく、「社員章を首からかけるというルールを守らない人がいるので、その厳罰を検討ください。」という問題定義を見ました。あまりに残念な意見です。直接注意することを避けて結局、他人任せになるわけですから、情報共有ができない理由もツールになってしまう可能性大なわけです。

とある別の組織で情報共有が課題として議論になったときに、「全員が話しかけられやすい人になるように心がける」。これだけで湾曲していた情報がスムーズに流れるようになって、情報共有が課題に挙がらなくなった、なんて例もありました。何より職場の雰囲気が大きく変わって、徐々にですが自主的に考え動くようになり、業績にも影響をしたと聞きます。

どこかと違って、せっかくいい指導者がいる組織なんだから、みんな一生懸命だし、ぜひ頑張ってほしいです。

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投稿者プロフィール

助田 正樹
株式会社イノセンティブ 取締役 :一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。(参照:実績)2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。