いいね!が夢にまで出てきた件

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こんにちは。助田です。 

最近業務でソーシャルメディア関連の情報を日々収集しているおかげか、どうやらうっかり夢にまで出てきてしまいました。近未来チックでエリヤフ・ゴールドラット的な設定で、意外に現実っぽかったので、忘れないうちにおもしろおかしく書き記します。※もちろんすべてフィクションです。



午前中、オフィスに向かうと珍しく社長が頭を抱えて唸っていた。

「おはようございます。社長。朝から眉間にしわを寄せてどうかしましたか?」
「おはよう。うーん、ちょっと取引で困ったことがあってね。君も我が社のfacebookページのいいね!数を知っているだろう?先日のセキュリティ漏えい事故発表のおかげで、対外的な信用が予想以上にダウンしてね。今日の段階で、先方の取引基準を700いいね!下回ってるじゃないか。この数値をなんとかクリアしないと取引できないって先方が言ってきかないんだ!今年に入ってずっと詰めてきた案件なんでここであきらめるわけにはいかないんだよ。」
「それは困りましたね。僕の後輩でいいね!専門の代理店がいるので聞いてみましょうか?」
「おお!それはよかった!じゃあ、早速お願いしてくれ!期限は今日の15時までだ!」
「わかりました。いいね!単価はたしかXXXX円だったので、手数料含めて振り込みの準備をしておいてくださいね。」

珍しくあわただしい午前中が過ぎ、ランチで社員食堂へ。給料日前なので今日もハンバーガーで我慢か、と独り言を言いながらいつものカウンターへ向かう。無人カウンターにはスタッフの代わりにタブレットがおいてあり、注文はすべて客が行うシステムに切り替わって1年ほど経った。それぞれ食べたいメニューを選択し、オーダーと決済を終えるとキッチンへ指示が出て間もなくセットがやってくる。各種メニューにもいいね!ボタンが押すことができてその場でクーポン割引が適用される。オペレーション自体、非常に無機質ではあるが、店側はコスト削減と効率化が測れクレームも減ったとニュースで知る。顧客も時間がたてば慣れるものである。

注文を終えて席に向かうと、いつもに増して陽気な同期に遭遇する。入社時期は一緒でも一番の出世頭で社外・社内でも信頼が厚いと有名である。

「しばらくだな!元気か?どうだいそっちの部署は?」
「あいかわらず精力的だな。こっちは相変わらずだよ。それより元気の源は出世話かなにかかい?」
「はは。よくわかったな!来季から統括マネージャーに昇進だ。部署内のいいね!が予想以上に集まってね。」

我が社は社内評価の一環として、日頃の行動に対してのいいね!数という指標が導入され、管理職にはチームの営業成績に加えて、いいね!数が重要視されるようになった。学校にあったいう内申点に近いかもしれない。社外のライフログもすべてソーシャルメディアのTL上に残るため、うかつに私生活のすべてを露呈しかねない危険性も孕んでいる問題は相変わらず答えが出ないままであるが。

「さっきもお前のTLをみてハンバーガーばかり食べていると健康に良くないぞ。とコメントしたら早速部下からいいね!をもらったよ。出世できたのも、お前が同僚のおかげだな!」
と、さっそうと平らげ去って行った。その後、彼のTL上に「早食いは禁物!」とコメントをしていいね!をGETした。お互い持つべきものは同僚である。

夕方、珍しく社長が僕の席を訪れて、入社以来初めてと言っていいほど大袈裟な賞賛の後に、信頼性の薄いボーナスアップの口約束を交わした。TL上に残っていれば、すかさずいいね!を押したのに。とこっそりつぶやく間もなく、午前中とはうってかわった笑顔で社長室に戻っていった。僕の優秀な後輩が早速動いてくれたんだろう。座席でメールを開くと、早速後輩からメッセージがきてマージンは20%でよいか、という再確認の内容も含んでいた。相変わらず用心深い人間だと、改めて感心する。

こうやって僕は給料以外にいいね!で稼げているので、同僚のように昇進なんて興味がない。世の中、いいね!を金で買うようになってしまった背景には、現実社会と仮想社会との必要以上な歩み寄りが故の、帳尻合わせが原因なのかもしれない。こんな世界がいいかどうかはわからないけど、こうやってラクに小遣いを稼げるのも、生活の一部をすっかりインターネットに支配されてしまった社会のおかげでなのである。

手の早い後輩からの前金でお願いしてあった入金ログをプライベート設定のTL上で見つけると、無意識的に動いてしまったいいね!を押す手を止めて、自分のTLにほころびがないかどうか再度チェックをした。

と、こんな感じで目が覚めました。久しぶりにリアルで面白い夢だったので、いつかブログに書こうと1カ月くらい放置してました。これでやっとタスクリストから消すことができるので、次のタスクに取り掛かろうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

ソーシャルメディアとの連携などを考えるとアメブロよりもオススメなBloggerでブログを作りたい方は情報設計からお手伝いいたしますので、お気軽ご連絡くださいませ。

投稿者プロフィール

助田 正樹
株式会社イノセンティブ 取締役 :一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。(参照:実績)2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。